年頭記者懇話会要旨(平成28年1月)

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最終更新日:2016年1月18日 ページID:015922

記者会見での発言内容を要約したものです。(みとの魅力発信課作成)
日時:平成28年1月7日(木曜日)、午後2時~3時30分

市長挨拶

 新年あけましておめでとうございます。
 記者の皆様には,輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年は,水戸市長2期目のスタートの年として,水戸のまちづくりビジョンとなる水戸市第6次総合計画-みと魁プラン-の着実な推進に努めてきたところです。これについては5年間で集中的に取り組む4つの重点プロジェクトを定めており,平成30年度がそのゴール地点となります。今年度策定する3か年実施計画(平成28年度~30年度)の中では,そのゴール地点が見えてくることになりますので,平成28年度については,ゴール地点をしっかり見据えた施策の展開に留意していかなければならないと思っていますので,目標達成に向けて努力し,職員一丸となって水戸市の発展,市民生活の向上,福祉の充実につなげていきたいと思っています。
 また,まちの発展や市民サービスの向上に不可欠な市役所新庁舎,新ごみ処理施設,新市民会館,東町運動公園新体育館の4つの大型プロジェクトについても,市民の生活の安心と安定,水戸市の活力と活性化のために必要なものであると認識しながら着実な事業の推進に向けて努力をしているところです。
 いよいよ平成28年度に本庁舎が着工となります。また他のプロジェクトについても具体的な実行段階に入ってくることになりますので,財源確保のあり方や事業費の抑制,完成した施設の管理運営・利活用などについて,引き続き,市民の皆様に対し,丁寧に説明をしてまいりたいと考えています。
 昨年は,水戸市が県庁所在地として風格ある都市力のあるまちにしていこうという思いで,県内で初めて中核市への移行方針を表明させていただきました。また,県央全体の地域力のさらなる強化のため,茨城県央地域定住自立圏における中心市宣言も行ったところです。圏域内の都市力を高めるため,医療の充実,公共交通の充実などの取組を具体的に議論していくのが平成28年であり,平成29年度からのスタートを見据えて協定の締結を目指していきたいと思っています。中心市である水戸市だけがよくなればいいということではなく,水戸市がしっかりとリーダーシップを発揮し,県央地域,ひいては県北地域の経済の活性化,定住の促進につながるような役割を果たしていきたいと思っています。そういう意味においても,これから策定する水戸市人口ビジョン,水戸市まち・ひと・しごと創生総合戦略のなかで,若い方々の雇用確保の促進,定住促進等の施策を盛り込み実践していきたいと考えています。
 今年は水戸市の魅力をアップさせるため,様々なイベントを行っていきたいと考えています。10年ぶりに「世界オセロ選手権大会」を開催することとなり,現在,プレイベント等も含めて「オセロのまち・水戸」を市内外にアピールしていくために準備をしているところです。世界中からお越しいただいた方々に喜んでいただくためには,おもてなしが大切であり,それによってインバウンド観光にもつなげていきたいと考えています。また,10月30日には,市内を走る初めてのフルマラソン大会「水戸黄門漫遊マラソン」も開催することになりました。スポーツや芸術を新しい文化としながら,もとよりある歴史や自然などの地域資源をしっかり磨き上げて水戸市の魅力をアップさせることで,交流人口を平成30年度に400万人,平成35年度に450万人にするという目標に向かって,取り組んでいきたいと考えています。
 記者の皆様には,今年もどうぞよろしくお願いいたします。

1.第120回記念水戸の梅まつり

 2月20日(土)から,水戸の梅まつりを開催します。水戸の春を先駆けるこのまつりは,多くの方々に水戸にお越しいただける機会です。さらに,昨年は弘道館・偕楽園が日本遺産にも選ばれ,今年は120回目という節目を迎えたことから,さらなる進化を図るべく,新しい取組にもチャレンジしていきたいと考えています。

1-2.夜・梅・祭2016

 「夜・梅・祭」は,偕楽園の梅を夜に楽しむというコンセプトで,水戸青年会議所の皆さんの力により2006年から始まり,10年もの間継続してきました。その結果,宿泊需要も喚起し,また,長い間偕楽園に足を運ばなかった方が偕楽園に来るきっかけになるなど,夜・梅・祭はすっかり水戸の梅まつりの風物詩になりました。今年からは,この成果を水戸市が引継ぎ,市民の手によって生まれた水戸の新しい魅力を,より一層磨いていきたいと考えております。

まずその手始めに,夜・梅・祭を初めて2日間開催とし,1日目を3月5日(土)に弘道館で,2日目を3月12日(土)に偕楽園で行います。茨城県にもご協力いただき,弘道館正門への映像作品の投影やライトアップ,「偕楽園・光の散歩道」など,日本遺産を光の演出で彩ります。
 ご来場の皆さまにより楽しんでいただけるよう,他にも企画を準備をしているところですので,どうぞご期待ください。 

1-3.水戸八景グルメライド

 昨年5月,北関東中核都市連携会議の成果として,自転車で北関東4市を巡るイベント「北関東400kmブルべ走行会」を開催し大変好評を博しました。その成果を地域に根付かせ,広域観光の回遊性を高めるため,いばらき県央地域観光協議会等の構成市町村と連携して,「水戸八景グルメライド」を開催することにいたしました。水戸八景は,水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公が,中国の瀟湘(しょうしょう)八景にならって,水戸藩領内の当時の景勝地8か所を指定したものです。水戸藩士の子弟の鍛錬のために,徒歩による水戸八景めぐりが奨励されたそうです。
 開催日は3月26日(土)。12月28日(月)より募集を開始し,先着80名にご参加いただきます。
 全行程は約90kmで,途中に設けられたエイドステーションにて,ご当地グルメも提供します。水戸藩の歴史・文化に,自転車とご当地グルメという現代の要素を加えたオンリーワンの企画,ぜひ記者の皆さんもチャレンジされてみてはいかがでしょうか。 

1-4.歴代梅むすめ・梅大使のつどい

 「歴代梅むすめ・梅大使のつどい」は,梅むすめ・梅大使経験者が一堂に会するイベントです。平成24(2012)年に誕生から50年を記念して行われ,全国から148名の梅むすめ・梅大使OGが参加いたしました。参加者からは大変好評を博しましたが,あいにくの雨のため屋内でご本人とご家族だけでの開催となってしまいました。このことから,今度こそ偕楽園で開催し,観光客の皆さまへ美しさと艶やかさをご披露すべく,再度開催することで梅まつり120周年に華を添えたいと思います。開催日は3月13日(日)です。シャッターチャンスがたくさんある機会です。どうぞお越しいただき,撮影いただければと思います。
 なお,前回開催の際,住所変更や結婚などで連絡先の分からない梅むすめ・梅大使経験者の方が多数おり,当初は約40人ほどの参加申し込みがあっただけでしたが、メディアで取り上げていただいたところ、最終的には約140名の申し込みがありました。今回についても,より多くの梅むすめ・梅大使経験者にご参加いただけるよう,皆様のお力添えをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 

 1-5.  世界オセロ選手権大会プレイベント「みんなでオセロin偕楽園」

  今年の11月1日~4日,第40回世界オセロ選手権大会がオセロ発祥の地・水戸市で開催されることから,水戸市では,オセロの普及・啓発事業やイベントの開催を行います。いよいよ開催年となった今年は,毎年1月に開催している「新春親子オセロ大会」とは別に,「みんなでオセロin偕楽園」を2月27日(土)に行います。昨年の水戸まちなかフェスティバルでもオセロブースは大変な賑わいでした。梅まつりのにぎわいに,オセロも一役かっていただけるものと期待しております。

1-6.水戸の武(ぶ)

  梅まつり期間中はひなまつりの時期でもあることから,これまで様々な施設と連携し「水戸のひなめぐり」を開催してまいりました。しかし,水戸藩の歴史を紐解くと,武道が大変盛んだったり,長州と並ぶ刀の鍔(つば)の生産地のひとつであったり,「武」のイメージが大変強いことが分かります。実際に,水戸の武道に関する動画を公開すると多くの方から閲覧されるということがありました。また,昨年は「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)」というゲームをきっかけに,歴史好きの若い女性が刀剣を目当てに徳川ミュージアムに多数来場するようにもなりました。こうしたことを見ても,水戸の「武」のイメージを水戸の魅力として,もっと発信していく必要性を感じています。
 このことから,徳川ミュージアム,弘道館,県立歴史館,祐月本店などと連携して,「水戸のひなめぐり」とは別に,「水戸の武」というテーマで展示や武道の演武をしていただくことになりました。お客様に「水戸の武」の奥深さを感じていただくことで,再度水戸を訪れたいと思っていただくことを期待するとともに,街中への周遊にもつなげていきたいと考えております。
 このほか,昨年は7,000人もの方にご来場いただき,すっかり恒例となった全国梅酒まつりin水戸や,昨年よりスタートした水戸の梅産地づくり事業における梅のお菓子の試験販売,子どもたちに大変好評のみとちゃんお誕生日会など,いろいろな世代・趣向の方に向けた多くの催事をご用意しております。ぜひ水戸の梅まつりにたくさんの方にお越しいただきたいと思います。市内外から多くのお客様に来ていただけるよう,しっかりとPRに努めて参りますので,記者の皆様には,ご協力よろしくお願いいたします。 

2.新たな市民会館の整備に向けた取組

 新たな市民会館の整備について,地元住民などから早期整備を期待する声も上がってきているところです。事業に趣旨についてより一層ご理解をいただくために,シンポジウムや事業者選定の過程の公開を行ってまいります。

2-1.シンポジウム「新たな市民会館に期待すること」

 シンポジウム「新たな市民会館に期待すること」は,1月11日(月・祝)に開催します。まず,私自ら市民の前に立ち,新たな市民会館の整備について,改めて私の思いを語りたいと思います。その上で,水戸のまちの文化に関わっている方など,様々な方にご登壇いただき,新たな市民会館への期待や意見を公開で伺います。
 なお,このシンポジウムでは,公募型プロポーザル実施要領説明会も併せて行います。新たな市民会館の設計候補者となる事業者に,様々な立場の市民の意向を直接知っていただくことで,よりよい設計案が出てくるようになることを期待しております。 

2-2水戸市新たな市民会館等施設建築物の設計候補者選定に係るプレゼンテーション・ヒアリング

 3月21日(月・祝)には,公募型プロポーザルの二次評価への参加資格を得た設計候補者によるプレゼンテーション・ヒアリングを公開で行います。
 事業選定の過程を直に市民に見ていただくことで,市民の関心と理解をより一層高めていきたいと考えております。今後も,様々な機会を捉えて新たな市民会館の整備について,情報発信をしてまいります。  

3 中心市街地の活性化に資する取組

 昨年秋の記者懇話会でもご説明いたしました中心市街地活性化に資する事業について,改めてご説明申し上げます。 

3-1 リノベーションまちづくり事業

 遊休不動産の再生を図る「リノベーション」というまちづくりの手法について,昨年の秋より機運の醸成を図ってまいりました。「リノベーションまちづくり塾@水戸」では,これまで講演会を2回開催いたしました。その結果,大変な反響をいただき,どちらも会場の定員いっぱいの220名の参加をいただきました。
 3回目の講演会は,岩手県紫波町のオガール紫波や,東京都千代田区の3331アーツ千代田を手がけられた清水義次氏をお招きし,1月26日(火)に開催いたします。
 また,昨年12月には,「リノベーションスクール@水戸」実行委員会が立ち上がりました。 メンバーは,街の若手不動産オーナーを中心に20代から30代のまちづくりの担い手で構成しています。この実行委員会が主体となり,3月19日(土)から21日(月・祝)の3日間,リノベーションスクール@水戸を開催いたします。
 参加者は,遊休不動産の活用に向けた都市再生手法を学び,リノベーションの題材となる不動産について,実際に事業プランを作成の上,その不動産のオーナーに向けてプレゼンテーションを行います。不動産オーナーにご賛同いただいた事業プランについては,事業化に向けた取組を行います。1月中旬頃から参加者募集と選考を行いますので,多くの方にご参加いただけるよう,PRにご協力いただければと思います。 

3-2 コワーキング・スペース事業

 コワーキング・スペース事業については,3月1日(火)に南町三丁目・栗原ビル1・2階にオープンすることになりました。共有オフィスでの新しい働き方を実践する場として,起業の拠点や創業支援の場として,多業種交流の場として活用してまいります。 

4 シェイクアウト訓練

 大震災から5年が経ち,大きな余震もそれほどみられなくなりました。しかし,安全への意識を風化させないため,今年も引き続き,シェイクアウト訓練を実施いたします。
 開催日時は,2月2日(火)11時05分です。この訓練は,訓練会場に集まることなく,参加者がそれぞれの場所で自分の身を守るための安全行動を行うものです。
 昨年度は,企業・団体,学校,行政機関,町内会や個人での参加を合わせて,143,338名もの方にご参加いただきました。これは,人口の52.9%となり,全国一位の参加率です。今年度も,全国一位の参加率となるよう,より多くの市民の皆さまへ働きかけ,水戸市の防災力を高めてまいります。

 今年は,水戸黄門漫遊マラソンや世界オセロ選手権大会など多くのイベントを準備しております。また,120周年を迎えた水戸商工会議所など様々な民間団体も,多彩な事業を準備していると聞いております。
 なお,水戸黄門漫遊マラソンは,4月中旬より参加者募集を開始したいと考えております。官民力を合わせて,水戸市を盛り上げてまいりますので,記者の皆さまにおかれましては,今年におきましても,より多くの水戸市のPRをお願いいたしますとともに,市政に対する忌憚のない意見もお聞かせいただきたいと考えておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

記者からのフリー質問

  • 記者 新年の抱負を伺いたい。 
  • 市長 時代の課題に対応し,あらゆる分野における先進的な発展をリードし,水戸に住むすべての市民が,将来に明るい展望が持てるまちをつくっていくことを,新年を迎え,あらためて決意しているところです。まずは,市民の皆様とともにつくりあげた,水戸市第6次総合計画-みと魁プラン-を着実に実行し推進していくことが,私の責務だと思っております。中でも,みと魁プランに位置付けた,未来への投資,災害に強いまちづくり,観光集客力アップ,まちなかにぎわい・活力創造の4つの重点プロジェクトにおける取組を集中的に推進していきます。
     今年は,東日本大震災から5年目となります。これまでの取組によって,震災からの復興,そして,まちの振興は図られつつありますが,決して風化させることなく,市民と手を携えながら取り組んできた災害への備えをさらに強化し,危機管理能力の高いまちづくりを進めていきます。
     地方創生元年として,現在,本市の水戸市人口ビジョンと水戸市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定を進めているところですが,将来的に人口減少が避けられない中においても,地域の独自性を最大限発揮して,若い世代を引き付け,呼び込む,魅力ある希望の持てるまちづくりに向けた地方創生への取組を進めていきたいと考えています。
     また,県内で初めて中核市への移行を表明するとともに,茨城県央地域定住自立圏に向けた中心市宣言を行うなど,水戸の都市力にとどまらず,県央地域全体の地域力のさらなる強化に向けた一歩を踏み出したところです。引き続き,中核市移行に向け,財政的影響や新たな組織体制,保健所のあり方などについて,協議・検討を進めるとともに,定住自立圏についても,9市町村の中で合意形成が得られるようにリーダーシップを発揮していきたいと考えています。
     そのためには,人口減少社会,超高齢社会の中にあっても,持続可能なまちを目指し,コンパクトシティの実現に向けた施策を推進していくことが重要です。都市核を中心として,都市中枢機能の集積を図るとともに,歩行者や自転車にも優しい楽しめる道路空間を形成しながら,まちなか交通ネットワークを構築していきます。あわせて,雇用の場を確保し,人を呼び込み,定住化につなげていくというプラスの連鎖を生み出すことも重要です。企業の立地促進や起業支援に努めるとともに,国の地域支援を最大限活用しながら,まちなか居住を促進する施策などにも総合的に取り組んでいきます。
     私は,こうした都市基盤に立ち,まちに多くの人を呼び込み,交流することによって新たな文化が創造され,その文化が経済や産業の活性化につながる好循環を生み出していきたいと考えております。
     この秋,新たに,「水戸黄門漫遊マラソン」を開催し,国内外から多くの人を呼び込み,交流の創出を図るとともに,交流拠点づくりとして,新たな市民会館,東町運動公園新体育館の整備事業を着実に推進し,まち全体の活性化を目指していきます。 そして,本市の重要課題でもある市役所新庁舎については,本年から,本体工事が始まります。暮らしに欠かすことができない新ごみ処理施設,交流を創出する2つの拠点施設,これら大型プロジェクトについては、しっかりと財源を確保し,将来世代に負担を残さないよう,健全な財政基盤の堅持に努めるとともに,市民の皆様への説明責任を果たしながら,早期整備に取り組んでいきます。
     また,これまで進めてきた安心して子どもを生み育てることのできる環境づくりや,高齢者や障害者等が住み慣れた地域で安心して暮らせる環境づくり,安定的な医療提供体制の確保などへも,引き続き,力を注いでいきます。
     これらの政策は,私一人の力で成し遂げることはできませんので,職員一丸となって努力をし,市民の皆様のご協力とご支援,そして協働で取り組み,経済力を高めながら,訪れてみたい,住んでみたいと思われるような,魅力あるまち,水戸に住むすべての人が安心して暮らし,幸せを感じることのできるまちの実現に全力を尽くしてまいります。
  • 記者 来年度の主要施策について伺いたい。 
  • 市長 みと魁プランの特色の一つでもある,魁のまちづくり重点プロジェクトに優先的に取り組むとともに,今年度策定を予定している,水戸市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく地方創生に向けた取組についても重点的に推進していきます。
     未来への投資プロジェクトについては,安心して子どもを生み育てることができるよう,小規模保育施設の整備(新設2か所・定員38名増)を促進するなど,平成29(2017)年度までの保育所待機児童解消を目指していきます。水戸市の場合は,3歳未満児の待機児童が全体の80%以上を占める状況です。ここにしっかりと目を向けていかないと待機児童解消という目標が達成できませんので,3歳未満児を預かる小規模保育施設の整備を今まで以上に取り組んでいきたいと思っています。また,小学3年生までが対象だった開放学級を小学6年生まで拡大するほか,妊婦歯科健康診査の拡充など,妊産婦支援の充実に努めていきたいと思っています。
     また,様々な分野でリーダーとなり活躍できる人材の育成に向け,水戸スタイルの教育を推進するとともに,市立小学校及び中学校への空調設備の設置完了(平成29年度小学校完了,平成30年度中学校完了)を目指していきます。
     災害に強いまちづくりプロジェクトについては,災害の予防や減災に向け,備蓄計画に基づく備蓄物資・資器材等の配備・更新を推進し,充足率100%を目指ていきます。あわせて,雨水排水施設整備プログラムに基づく都市下水路,排水路等の整備を進め,浸水被害の解消を図っていきます。さらに,防災情報伝達システムの整備を進めるほか,地域と連携した防災訓練等を実施していきます。
     観光集客力アッププロジェクトについては,弘道館・水戸城跡周辺地区において,大手門や二の丸角櫓等の整備を進めるとともに,七ツ洞公園や植物公園の整備に取り組むなど,魅力ある観光拠点の形成を目指します。また,まちの魅力を発信し,来訪者を温かく迎える意識を醸成するため,水戸のラーメンまつり等のグルメイベントを開催するとともに,日本遺産を活用した水戸のブランド力の向上を図るほか,おもてなしマイスターの育成,認定など,おもてなし力の向上に努めていきたいと考えています。
     まちなかにぎわい・活力創造プロジェクトについては,都市中枢機能の集積に向け,空き店舗対策助成制度や企業立地促進助成制度の充実を図りながら,企業誘致を推進していきます。あわせて,コワーキングスペースの運営等により,起業支援の充実を図っていきたいと考えています。
     また,にぎわいあふれるまちとしての再生を図るため,水戸まちなかフェスティバルを開催するほか,新たな市民会館の整備を推進するとともに,歩いて楽しめる道路空間整備を進めていきます。さらに,まちなか居住を誘導するため,子育て世代への支援とともに,共同住宅の整備促進を図るほか,公共交通や自転車,歩行者を中心とした,人と環境に優しい,まちなか交通ネットワークを確立していきたいと考えています。その他,地方創生に向けた取組として,若い世代が様々な分野で活躍できる環境づくりを目指し,UJIターンや地元企業による地元の若者の雇用を促進するほか,ベンチャービジネスの育成・支援,遊休不動産を活用したにぎわいづくりに取り組んでいきたいと思っています。 
  • 記者 総務省の各自治体への指導では,マイナンバー制度導入に伴う顔認証装置の運用について,原則として,申請者に個人番号通知カードを交付する際,目視によって確認できない場合は顔認証装置を使用することとしています。しかし,この装置の使用をめぐっては,県内でも自治体によって,原則として使用する,使用しないなど,窓口での対応に戸惑いが出ているという状況があります。県内で最大の人口を抱える水戸市としては,どのような対応をとるのか伺いたい。 
  • 市長 まず,通知カードの配布状況及び個人番号カードの申請状況について情報提供させていただきます。水戸市内に送付された通知カードは123,223通で,その内,宛先不明や保管期間の経過により,12,455通が返戻されてきました。返戻されてきたものの内,再度交付したものは2,739通であり,現在9,716通,全体の約7.9%がまだ届けられていない状況にあります。通知カードが届いていない方に対しては,住民基本台帳で転出などの異動状況を確認するほか,福祉施設への入所などについて関係各課との連携を図り,一人ひとりの居所情報の把握に努めるとともに,専任職員を配置したコールセンターを活用しながら窓口で交付するなど,確実な配布に努めていきたいと思っています。
     個人番号カードの申請状況は,郵送やパソコン・スマートフォンなどからの申請もあることから全体は把握していませんが,市の窓口で受領したものは,1月4日現在で241件となっています。
     目視によって確認できない場合には,顔認証装置を使用するという総務省の指導に関してですが,水戸市としては,積極的に顔認証装置を活用していきたいと考えています。これを活用することで,待ち時間が長くなり,市民の皆様にストレスがかかってしまうことが懸念されますが,出来るだけ軽減が図られるよう検討していきたいと思っています。しかしながら時間が少々かかっても確実性を重視していかなければなりませんので,事前に広報などして,ご理解いただけるようにしていきたいと思います。また,顔認証装置だけに頼ることなく,目視についても複数人で対応していきたいと思っています。 
  • 記者 顔認証装置を活用するということは,目視による確認ができない場合のみならず,すべての申請者に対して実施するということか。また,その対応として申請者に対し,装置の使用と待ち時間についてアナウンスするのか。
  • 市長 その通りです。交付に時間がかかることを理解していただけるように,広報紙などで周知を図っていきたいと考えています。 
  • 記者 いつから交付が始まるのか。
  • 部長 個人番号カードが,地方公共団体情報システム機構から水戸市に届くのが1月下旬から2月上旬になります。その後,申請者に通知してカードを交付することとなります。
  • 記者 この交付事務は,自治体にとって負担となるか。
  • 市長 大変な負担となります。現場のことをどこまで考えてこのような制度をつくったのかは分かりませんが,市では,これまでも法整備がなされないまま消費税増税に伴う臨時給付やプレミアム商品券の事務など実施してきました。国には,最前線で事務を取り扱う地方のことも考えて制度設計をしていただきたいと思っています。 
  • 記者  年度切り替えに伴う転入者や転出者の住民票異動届手続きなどで,窓口は大変混雑すると思うが,個人番号カードの交付については,窓口を変更するなどの対応は考えているか。  
  • 市長 実際に個人番号カードの交付申請に来る方が,集中的に来庁するかは未確定ではありますが,留意して体制を整えていきたいと考えています。  
  • 記者 世界オセロ選手権大会は毎年水戸市で開催しているのか。  
  • 市長 毎年開催国を変えながら,開催している大会です。昨年はイギリスのケンブリッジで開催されました。  
  • 記者 水戸黄門漫遊マラソンはどのような経緯で始めるものなのか。 
  • 市長 以前から水戸でフルマラソンを行いたいと水戸市陸上競技協会をはじめとする各関係者の方々から要望がありました。交通規制が伴うことから警察との協議を重ねながら,コースを選定してきたところです。1月1日に日本陸上競技連盟の公認コースとして認定を受けました。さらに国際陸上競技連盟公認の申請をしているところですが,先般,茨城県陸上競技会連盟から国際コースとして認められるであろうという話がありました。そうなればさらに付加価値がつき,多くの方々に参加していただけるのではないかと思っています。  
  • 記者 毎年このコースで開催するのか。
  • 市長 警察協議を重ねたこと,公認コースとなったことを踏まえると,変更はせずにこのコースで行っていきたいと考えています。ただし,ランナーは走りやすさや楽しさを重視しますので,第1回目を開催し,その評判を勘案しながら今後検討していきたいと思っています。  
  • 記者 当初,障害者向けにも参加種目を設けるという話をしていたが。
  • 市長 障害者団体と協議し,フルマラソンとは別に設定してある2キロコースまたは5キロコースのどちらかに種目を設けることで,障害者の方に参加していただき,共生社会の実現の一助としていければと思っています。 
  • 記者 2020年の東京オリンピックに向けて,県内の自治体でもキャンプ地の誘致などについて動き出しているが,水戸市としての考えはあるか伺いたい。
  • 市長 以前,市議会本会議において,キャンプ地として名乗りを上げるあるいはホストタウン構想に基づく交流事業を行うという答弁としたところです。しかし,不確定要素が多いことから,茨城県に設置される東京オリンピック・パラリンピックキャンプ誘致等連絡会議に参加して,様々な情報交換をしていきたいと考えています。費用対効果や水戸市のイメージアップなどについて考えながら慎重に進めていきたいと思っています。 
  • 記者 市長が2期目の当選を果たしたときに,保育所待機児童に対して,保育所はただ作ればいいのではなく,どこに立地するのかが問題だという話をしていた。小規模保育施設の整備では,どのように反映されているのか。
  • 市長 これまで定員90人のスタンダードな保育所を作ってきました。しかしながら今のニーズは,待機児童の80%以上を占める3歳未満児の受け入れをどのようにしていくのかというであると思います。このため,小規模保育施設や家庭的保育事業,事業所内保育施設など多様化した保育サービスを行っていくことが大切であり,その第1弾として小規模保育施設を提供していきたいと考えています。
     それと同時に人口集積地区に保育所が少ないという事態が生じていました。現在,市では新たに市立保育所を設置することはせず,補助金の交付により社会福祉法人に設立していただくという手法をとっていますので,人口集積地区での保育事業を希望する立候補者がいなければ解消することができませんでした。このため,人口集積地区や空白地区で事業を行う場合には,審査段階で考慮するなどしてきたところです。その結果市民からの要望が強かった地区で保育所が設立されることとなり,場所の偏重解消につなげることができました。
     今後も多様化する保育ニーズ,場所の偏重解消に向けて,積極的に取り組んでいきたいと思います。 
  • 記者 東日本大震災から5年が経過し,これまで4大プロジェクトを含め,水戸市の復旧・復興に向けた取組を行ってきたが,これから先,その他に何か施策を行っていくという考えはあるか伺いたい。 
  • 市長  道路や上水道,下水道などの社会インフラについては,概ね整備が整ったところです。防災力の高いまちにしていくために,引き続き,市民の意識を風化させないよう訓練や意識啓発などを行っていきたいと思っています。また,備蓄品の更新や資機材の活用などを図っていきたいと思います。特に防災行政無線の更新については,津波被害で緊急にお知らせしなければならない地域を優先に行い,情報連絡体制の強化を図っていかなければなりません。最近は密閉性の高い住宅が多いため,防災行政無線からの情報が聞こえないということもありますので,積極的にSNSなどを活用していただけるような取組をしていきたいと思います。
     その他にも風評被害により,観光客が震災前と比べて100%戻ってきているわけではありませんので,観光誘客の回復に努めるとともに,食べ物の安心安全という面においてもしっかりとPRしていきたいと考えています。
  • 記者 東京電力福島第1原発事故で,水戸市が東京電力に対して請求した賠償状況について伺いたい。
  • 市長 放射線測定などの対策費として,昨年8月までに請求した約5,911万5,158円のうち,昨年度末までに支払われたのは2,546万9,017円です。残りの分については引き続き請求させていただきたいと考えています。
  • 記者 昨年,つくば市では住民投票条例が成立し,つくば市総合運動公園基本計画が白紙撤回に至った。また,先月,那珂市では案件ごとに条例を制定する必要がない「常設型」の住民投票条例案を提案したが,賛成少数により否決されたという動きがあった。水戸市でも,市民会館を含む再開発事業に対し,住民投票を請求する動きもあることから,これらについてどのように考えているか。
  • 市長 那珂市で常設型住民投票条例案が否決されたことについては,那珂市長と各議員の考え方の問題ですので,私から言及することは避けたいと思います。水戸市としては,行政と市民の代表である議会がうまく機能していると考えていますので,あのような住民投票条例制定の提案をするつもりはありません。
     ただ一方で,住民投票という厳格な法制度に則ったものではなくとも,直接民主主義的な仕組みがあってもいいとも思っています。これまでも何か計画をつくるときには,パブリックコメントを行って市民の声を聴いたり,4大プロジェクトでも重要な部分は「広報みと」等でしっかりと説明をして意見をいただく機会を設けたりするほか,市民懇談会を年8回開催し,任期中にすべての地区で市民の皆さんと対話する機会を設けてきました。
     これからもこのような取組を継続するとともに,広聴機会の拡充を図るため,大学生や高校生の意見を聴く場を設けるなど,積極的に市民のなかに飛び込み,意向を捉えることで施策に反映していきたいと思います。
  • 記者 偕楽園常設駅構想の進捗状況について伺いたい。
  • 市長 現時点では,皆さんに報告できるほどの進捗はありません。昨年4月1日に発足した交通政策課がJRと情報交換を行うとともに,水戸市や市民にとって本当に必要なものなのかなどを検討しているところです。議会や一部の経済団体からの常設に向けての要望があったことから,しっかりと議論するように再度指示をしていきたいと思います。
  • 部長 現在JRと新駅を設置するための条件について調査を進めているところです。設置にあたりどのような問題点があるのかなどを把握するため会議を開催していますが,現段階において報告できるものはありません。
  • 記者 選挙権年齢引き下げにより,今年の夏の参議院選挙から18歳からの投票が可能になった。水戸市が推進している協働は,政治に関心を持ってもらうことが必要であり,その関心度を測るバロメーターの一つが投票率であると思う。若い人たちに政治に関心を持たせ投票率を上げさせるため,水戸市独自の施策として何か考えはあるか。
  • 市長 出張議会を開催しようと考えています。過去には中学生の皆さんに本会議場に来ていただいて模擬議会を行ったことがありましたが,私たち執行部が直接学校に出向いて模擬議会を開催したことはありませんでした。体育館などに議場を設け,議員役の生徒の皆さんから様々な意見をいただくとともに,保護者や地域の皆さんにも傍聴していただくことで,政治への関心を高めていきたいと思っています。
     また,私は年間に約20回水戸駅前で様々なキャンペーンに参加し,チラシ配布などを通して啓発活動などを行っていますが,駅の利用者であるほとんどの高校生に興味を示してもらえていません。このため,まずはチラシを受け取ってもらえるよう各高校に働きかけ,社会の取組に興味関心を持ってもらえるようにしていきたいと思います。

お問い合わせ先

水戸市役所
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