記者懇話会要旨(平成27年10月)

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最終更新日:2015年10月23日 ページID:015651

記者懇話会での市政記者クラブとの発言内容を要約したものです。(みとの魅力発信課作成)
日時 平成27年10月16日(金曜日)午後1時30分~2時30分

市長からの発表

  お忙しい中,お集まりいただきましてありがとうございます。早いもので今年度も下半期に突入しました。予算の適正な執行は,市民の安心・安全,市民の安定,水戸市の活性化に資するものでありますから,進行管理をしっかりと行うよう,先の部課長会議において指示したところです。また,まち・ひと・しごと創生における,総合戦略,人口ビジョンについても今年度中に策定していかなければなりません。現在,有識者会議等で,様々なご意見をいただきながら進めているところです。その中で,人口減少・超高齢化社会にあって,将来をしっかりと見据えていくため,若い世代に目を向けていこうというご意見をいただいているところです。若い世代の定住化,雇用の確保を図ることによって,将来にわたって持続的に成長するまちづくりにつなげていきたいと考えております。
 本日は,水戸市の今年度下半期に実施する事業のPRをさせていただきます。また,この懇話会は,市政記者クラブの皆様から,市政に対する要望などをいただく,意見交換の機会としても考えておりますので,忌憚のないご意見をよろしくお願いします。それでは,下半期の主な事業を紹介いたします。

主な事業

1 イベントについて

(1)「水戸のラーメンまつり」について

  日本で初めてラーメンを食べたのは,水戸黄門こと徳川光圀公と言われております。このことから,秋の新たなイベントとして,「水戸のラーメンまつり」を開催いたします。開催日程は,11月20日(金)から23日(月祝)の4日間で,千波公園ふれあい広場・さくら広場で行います。
 ラーメンのブースは計12ブース。全国各地のご当地ラーメン8ブース(麺屋いろは,麺屋宗,ど・みそ,百麺,気むずかし屋,博多だるま,神武咲弥,麺屋政宗)と県内ラーメン4ブース(麺屋むじゃき+特級鶏蕎麦 龍介,龍のひげ+麺や 虎徹,麺堂 稲葉+Dragon Noodle,豚男+らーめんつけめん 八角)が出展します。特に,県内のラーメンは,県内の人気店8店舗が2店舗ずつタッグを組んで1つのブースになり,このイベントでしか食べられないスペシャルなラーメンを出すと聞いておりますので,ぜひご期待ください。その他にも,水戸のグルメコーナーやお土産物コーナー,ステージイベントも行われます。
 チケットは,セブンイレブンのチケットサービスであるセブンチケットで10月24日(土)から,水戸観光協会や水戸駅観光案内所などで11月2日(月)から販売します。「食」は交流人口を惹きつけるためになくてはならない要素です。ラーメン縁の地である水戸の新たな魅力に育ってほしいと考えているので,多くの方々のご来場をお待ちしております。

 (2)第4回水戸まちなかフェスティバルについて

 「秋のストリート文化祭」として平成24年にスタートした水戸まちなかフェスティバルは,今年で4回目を迎えました。回を重ねる毎に来場者は増えてきましたが,昨年の第3回では,実に74,000人もの来場を記録し,また,まちなかの商店からも,「大勢のお客様を迎え,売上げも上った」との反響をいただいたことから,今年も継続して行うこととなりました。開催は10月25日(日)、10時から16時まで。例年通り,中心市街地を歩行者天国にして行います。
 今回は,来年水戸市で開催される第40回世界オセロ選手権大会in水戸のプレイベントとして「まるごと!オセロ体験」やお笑い芸人によるオセロイベントを開催するほか,水戸芸術館企画コンサートとして,ジャズやロックのジャンルでサックス奏者として活躍する梅津和時さんが水戸フェスのために編成した特別バンドによるスペシャルライブを行います。
 また,水戸フェス内で開催される「第6回水戸藩!味な城下町まつり」は,旧水戸藩領内にある15市町より,過去最大の23団体が出店することになりました。他にも,食欲の秋を満喫していただくための様々な飲食ブースが出店いたします。他にも「みんなで踊ろう!!!みとちゃんダンス」,ライブやファッションショーなどを行う「ラブMITOコレクション」,スタンプラリーとワンコイン商店街が合体した「みとペタPLUS」など,70以上の団体による多彩な催事を用意しています。ぜひ多くの方に水戸の街に訪れ,中心市街地の魅力に触れていただきたいと思います。

  2 中心市街地の活性化に資する事業について

(1)水戸まちなかリノベーション事業について

  水戸市の場合,再開発事業などを除くと,中心市街地の活性化に関する取組を行う際に不動産オーナーが積極的に参画することは,これまであまりありませんでした。しかし,中心市街地の活性化のためには,民間の不動産オーナーが所有する遊休不動産の再生が不可欠です。そのため,間取りや設備の変更も含めた建物の改修により,新たな機能や付加価値を増大させて,遊休不動産の再生を図る「リノベーション」という近年注目されている手法を用いてまちづくりを行うことを考えております。
 今年度は,遊休不動産をリノベーションすることで新しいビジネスを呼び込む事業プランの策定と実現を図る「リノベーションまちづくり」を念頭に,水戸市と水戸市中心市街地活性化協議会との共催により,「平成27年度水戸まちなかリノベーション事業」を実施します。まず,リノベーションまちづくりの機運を醸成し,その担い手の育成を図るため,「リノベーションまちづくり塾@水戸」を開催します。11月から1月にかけて,計3回講演会等を行うことを予定しています。また,中心市街地での事業展開を目指す受講生が,遊休不動産の活用に向けた都市再生手法を学び,4件程度のリノベーションの題材となる物件について実際に事業プランを作成の上,不動産オーナーに向けてプレゼンを行う「リノベーションスクール@水戸」を開催します。不動産オーナーの賛同を得られたプランについては,次のステップとして,事業に向けた取組を行います。
 こちらは,年明けから2月にかけて参加者募集と選考を行い,スクール自体は3月19日(土)から3月21日(月)の3日間,短期集中で行います。ぜひ,多くの方々に参加していただきたいと考えております。 

  (2)コワーキングスペース事業

  今年度は,もうひとつ,起業を志す若い事業者への支援とともに,中心市街地の活性化にも資する事業を開始します。それが「コワーキングスペース事業」です。
 「コワーキング」とは,起業・創業を目指す事業者が,ひとつの場に集まりながら,それぞれ独立した仕事を行いつつも,アイデアや情報を交換するような働き方を指します。「シェアオフィス」が単に部屋を区切って低廉なオフィス環境を提供することを指す一方,「コワーキングスペース」は,オフィス環境が図書館のようなオープンな空間となっております。オープンな空間によって,利用者同士のコミュニケーションが促進されることで,新商品・新技術のアイデアが生み出され,あるいは,利用者同士でベンチャー企業を立ち上げるきっかけになるなど,様々な効果が期待されます。コワーキングスペースは,平成28年3月に南町三丁目の空き店舗に設置する予定です。共有オフィスとなるスペースと共に,会議・商談スペースやセミナールームも配置します。各種セミナーによる創業支援や人材育成,ベンチャー企業と学生との交流の場としても活用してまいります。
 さらに,既存のまちなか情報交流センターを統合して,中心市街地の交流拠点として,まちなか情報の発信も行ってまいります。

3 交通政策について

 交通政策の一環として,市道千波2号線において,自転車利用環境整備社会実験を行います。当該道路は,水戸駅南西方向の高校へ自転車で通学する生徒の主要な通学ルートである一方,自動車にとっては,御茶園通りから文化センター前交差点へと抜ける抜け道になっております。朝のピーク時には,10分間で自転車126台と自動車44台が混在し,たびたび事故も発生しております。このことから,自転車を正しい位置に誘導しながら,自動車にも注意喚起を促すことで,事故の発生を抑えるために,路面標示を設置します。地元町内会や高校のご協力をいただきながら,自転車利用者への交通ルールの周知とマナーの啓発を行うと共に,道路利用者へのアンケート調査等を行い,今後の整備計画に反映させてまいります。

 水戸市長として2期目を迎えました。これまで取り組んできた地域の活性化に向けた施策を加速させていきます。イベントを通じた水戸市の魅力発信・交流人口の獲得と並行して,新しいサービスや産業を創出するしくみづくりに着手してまいります。
 「水戸まちなかリノベーション事業」「コワーキングスペース事業」とも,これまでの水戸市になかった新しい考え方に基づく取組であり,その成功のためにも,ぜひ経過も含めて,皆様に発信していただきたいと考えております。
 また,イベントについても,新たなものも仕掛けていきながら,市民によるにぎわい創出のイベントについても,水戸市として支援していきたいと考えております。
 なお,この週末だけでも,七ツ洞公園で開催される「Autumn Story in Nanatsudoハーベストフェスティバル」,植物公園ハッピーデイズ,水戸市立博物館の特別展「知られざる女流画家・櫻井雪保」,千波湖スポーツフェスティバルの他,吉田神社秋季例大祭,みとしん千波湖歩こう走ろう会,いばらきカレーバトル,水戸ホーリーホックのホームゲームなど,多彩な催しや祭りが行われます。ぜひ足をお運びいただき,取材していただければと思います。
 以上,今年度下半期の主な事業の概要について,簡単にご説明をさせていただきました。市政記者クラブの皆様には,ぜひ,水戸市の情報を積極的に発信してくださいますよう,ご協力をお願いいたします。 

記者によるフリー質問

  • 記者:新体育館の総事業費をこれまでよりも8億円近く増額して,103億5,000万円にしたことについて,担当課長は10月13日の特別委員会で,「103億5,000万円はアッパーだ」と答えました。本人に確認したところ,「アッパー」は「上限」の意味だと答えました。市長は,103億5,000万円が総事業費の「上限」だという認識であるのか。また,今後実施設計に進むが,基本設計で示された103億5,000万円は,資材などの実勢価格を反映する実施設計の段階で,増額されることはないと考えているのか。 
  • 市長: まず,これまで事業費が変遷してしまったことで,市民の皆様の混乱を招くことになってしまい,お詫びを申し上げたいと思います。体育館建設工事につきましては,これまでは昨年11月に策定した整備構想において,具体的な積算をしたものではなく,他の都市で整備が進められている同等規模の施設を参考として,東町運動公園の新体育館で想定している施設の規模や機能を実現した場合の目安として想定した額でありました。
     今回,公表した額は基本設計であり,水戸市の施設として積算した最初の額であります。生涯スポーツ,競技スポーツ,スポーツコンベンションの振興に資する交流拠点の実現に向けた具体的な機能を有する施設として,面積,設備などを概ね決定したうえで積算したものでありますので,これ以上の増減はないという認識を持っています。
     今後,実施設計に着手し,詳細な積算作業を進めてまいりますが,最大限の経費削減に努める覚悟であります。市議会からも事業費が3桁(100億円以上)になるのはよくないと意見をいただいておりますので,とにかく2桁(100億円未満)にするよう担当課に指示したところです。そのために設計段階から施工者が関与するECI方式を十分に活用しながら設計の工夫を重ね,業者の言いなりになるのではなく,行政が主導権を握って事業費の抑制に努めていきたいと考えています。上限はあくまで上限であり,そこまで使っていいという考えではありません。新体育館を交流拠点とする本来の目的が達成されるのであれば,体育館建設工事費を中心に縮減できるものは縮減し,当初の約96億円に出来るだけ近づけるようにしていきたいと思います。 
  • 記者: 新体育館に係る県の補助金について,県は整備構想での体育館建設工事費80億円に対する補助を前提としている。知事は8月27日の会見で,体育館以外の整備は水戸市の負担で進めることだとして,県が出す補助金は当初の20億円からは変えないという考えを示した。しかし,担当課長は特別委員会で,補助金の増額を求めて県に粘り強く働きかけたいと述べた。市長は知事の発言をどう理解しているのか伺いたい。
  • 市長:実施設計において最終的な事業費が確定しますので,その段階で県との調整になります。外構や備品類などについては,補助の対象にならないと知事が仰っているのは正しいと思います。ただし体育館建設本体工事にかかる費用については,県と水戸市の負担割合を同程度にしていこうという約束がありました。このルールに従えば,増加したその部分についても折半していくことが当然であると考えています。知事が仰っているのは,その部分に変動がない場合,補助金を増やすことはないという意味であると解釈していますので,早速,確認するとともに要望していきたいと思います。さらに,国土交通大臣にもお会いして現状を説明し,社会資本整備総合交付金の交付について配慮していただけるよう要望していきたいと考えています。
  • 記者:東京オリンピックによる資材の人件費の高騰による影響で、栃木県鹿沼市、千葉県南房総市や木更津市が庁舎建設の延期を決定した。そのような中で,水戸市も大きな決断をしなければならないこともあると思うがどうか。
     また,市は,本庁舎の約55億円の増額,そして新体育館の約8億円の増額について,市民に対する説明責任が十分でないと感じるが。 
  • 市長:水戸市の場合は,建設延期をした他市とは状況が違うと思っています。水戸市の場合は,老朽化などによる建て替えではなく,本庁舎の被災によりプレハブ庁舎を建て,分散した状況の中で業務を行っており,市民の皆様にも大変不便をおかけしています。市民サービスの向上を図ってほしいという要望もいただいていることも事実です。また,お金の問題もあります。確かに55億円増という事態になってしまいましたが,今建替えれば100億を超える震災復興特別交付税や,被災施設復旧関連事業債などの措置が受けられます。206億円を超える事業費であっても市の持ち出し分は58億円程度で済みます。それを後回しにしてしまうと,これらの財政措置が受けられなくなってしまいますので,建設の延期ということはあり得ないと考えています。
     これらの説明を広報紙やホームページでお知らせしてきましたが,まだ市民の皆様には十分に浸透していないということも事実でありますので,引き続き,ご理解いただけるよう,機会を捉えてきちんと説明していかなければならないと思います。
  • 記者:水戸のラーメンまつりについて,750円という価格設定は少し高いと思う。おそらく通常の一人前分の量なのだろうが,訪れた人たちは,多くのラーメン店の味を少しずつ味わいたいのだと思うが。
  • 市長:今回,全国各地でラーメンまつりを企画している株式会社ラーメンデータバンクの協力により,このイベントを開催することになりました。イベントを開催するにあたり,同社からはこの価格でも十分に多くの来場者が訪れるという説明があったことから設定させていただきました。今回の状況を踏まえ,次年度以降に反映させていきたいと思います。
  • 記者:多くの来場者が訪れた場合,駐車場等の問題が起こると思うが。
  • 市長:きちんと誘導できるよう市役所や会場周辺の駐車場を開放していくと同時に,なるべく公共交通を利用していただくよう周知していきたいと思います。
  • 記者:常総市の浸水災害において,水戸市は県内市町村の中で一番多くの職員を派遣したと思うが,実際に派遣してみて何か学ぶことがあったか。
  • 市長:支援金や職員派遣などの支援を行った理由の一つとして,広域避難計画の中で常総市を含めた県西地区が,水戸市民の避難地域となっていることがあります。今月中につくば市で広域避難に関する協定を結ぶ予定でしたが,この災害で延期となりました。今後,対応が落ち着いてから改めて協定を締結していきたいと考えています。お世話になる以上は私たちも何らかの支援をしていかなければなりませんので,お互いの信頼関係を築き上げていくうえで,被害の大きかった常総市に対して手厚く職員を派遣したところです。
     水戸市も河川を抱えていますので,この災害は他人事ではなく,それと同時に堤防は所詮は土であり,万全ではないということを学びました。水戸市では早めに避難勧告や避難指示を出していますが,ほとんどの市民の皆様は越水をしない限りなかなか避難しません。しかし,越水する前に堤防が決壊する恐れがあるということを知っていただかなければなりません。そのようなことを市民の皆様にも認識してもらえるよう危機管理を進めていかなければならないと考えています。
     常総市では,全国から多くの物資が送られてきましたが,必ずしも必要なものばかりではなかったようです。せっかく善意で送られてくるものですから何が必要なのかをしっかりと発信し,欲しいものと送られてくるものがマッチングするよう的確な情報発信をしていく必要があると思います。また,ボランティアをコントロールするということも重要です。避難所が混乱する中で,司令塔となる職員がいなければ,集まってくれたボランティアを有効に活用することができませんので,組織のマネジメントについてしっかりとシュミレーションを行っていく必要があるということも学びました。
  • 記者:常総市の災害では水戸市は早い段階で職員を派遣したが,東日本大震災のような広域での災害の場合,県単位での様々な調整が必要になってくる。今回,県も職員を派遣していたが,現場が混乱していたということは,完全には対処しきれていなかったのではないかと思う。今後,県に対し広域防災についての組織化などの提案をしていくことはあるか。
  • 市長:県知事に対し,茨城県市長会,同町村会,同市議会議長会,同町村議会議長会の4団体が,そのような要望を行ったと聴いており,私も同意見であります。今回は,県の災害対策本部と常総市の災害対策本部の距離が離れていたこともあり,連携がうまく図られていなかったという報告を受けています。広域災害が起こった場合,県によるコントロールが大切ですし,県も責任を持つべきだと思っていますので,各自治体と県との災害時における関係構築,役割分担を明確にし,万全の態勢で臨んでいきたいと思います。  

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