記者懇話会要旨(平成26年10月)

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最終更新日:2014年11月5日 ページID:014355

記者懇話会での市政記者クラブとの発言内容を要約したものです。(みとの魅力発信課作成)
日時 平成26年10月20日(月曜日)午後1時30分~3時

市長からの発表

 お忙しい中,お集まりいただきましてありがとうございます。早いもので,今年度も上半期が経過し,10月も下旬に入り,一日一日を大切にしていかなければならないと思っております。平成26年度予算も様々な重要案件を盛り込んでいるところでありますので,市民の安心安全と豊かな暮らしの実現のために,予算・政策の進行管理をしっかり図っていきたいと思っております。
 本日は,水戸市の今年度下半期に実施する事業のPRをさせていただきます。市政記者クラブの皆さんには,ぜひ,水戸市の情報を積極的に発信してくださいますようお願いいたします。また,この懇話会は,市政記者クラブの皆さんから,市政に対する要望などをいただく,意見交換の機会としても考えておりますので,忌憚のないご意見もよろしくお願いします。
 それでは,下半期の主な事業を紹介いたします。

主な事業

1 秋の七ツ洞公園イベントについて

 水戸の新たな魅力づくりとしてスタートした,七ツ洞公園「再生物語」の前編として,今年の春,5月17日から6月22日まで行ったイベント「15周年アニバーサリーガーデン・フェア」は,大変好評を博しまして,約20,000人の来場者で賑わいました。
 このたび「再生物語」の後編,秋の七ツ洞公園をお楽しみいただくイベント,「Autumn  Story in Nanatsudo」を,10月25日(土)から11月3日(月)まで開催します。
 メインの10月25日(土)・26日(日)に開催する「ケルティック ハロウィーン フェスティバル」は,古代英国のケルトの村の収穫祭をイメージしたイベントです。今や日本で定着しつつある「ハロウィーン」は,英国の古代文化「ケルト文化」の収穫祭が起源といわれております。秋深まる2日間,七ツ洞公園芝生広場で,スコーンや紅茶,黒ビール,バグパイプなどの音楽をお楽しみいただけます。
 最終日の11月3日(月)には,「Kids Try Nanatsudo」として,スコーンやサンドウィッチなどが入った英国式ランチボックスを楽しみながら,親子で園内を散策していただくイベントも行います。園内の秘密の花苑では,様々なサルビアや,秋咲きのイングリッシュローズが見られるころです。園内を紹介するナビゲーターに,筑波大学の鈴木雅和先生においでいただくほか,ボランティアガイドとして水戸イングリッシュガーデンクラブの方々にもお願いしております。
 ご来場いただいた方々は,七ツ洞公園の魅力を,十分に堪能していただけるものと確信しておりますので,多くの方々のご来場をお待ちしております。

  2 市立博物館事業について

 市立博物館では,「里山」をテーマとした特別展「里山人と自然がつながる未来へ」を,10月13日(月)から11月16日(日)まで開催しています。
 特別展では,水戸の「里山」にすむ多様な生き物と人々との関わりを,標本や写真で紹介します。里山は,多くの生き物が生息する場所でありましたが,生活様式の変化により,人々が里山を利用する機会が減ったため,現在は,その環境が失われつつあります。ご覧いただいた方々が,市内の里山環境がよく残る地域に足を運んでいただくきっかけづくりや,自然とどう向き合っていくかを考える契機になればと考えております。また,土曜日と日曜日には,キッズワークショップも実施しておりますので,ぜひ,ご家族でご来館いただきたいと思います。 

  3 中学生合唱の祭典について

 本市は,音楽が大変盛んなまちで,毎年,市立中学校全16校では,合唱コンクールが行われているなど,合唱をはじめとした音楽教育に力を入れております。
 今年度は,初めての試みとして,11月15日(土)に,水戸芸術館において,市内中学生による「中学生合唱の祭典~芸術館で歌おう~」を開催します。この合唱祭は,音楽のクラブや部活動ではない,学校主催のコンクールで勝ち抜いた,1学校1学級の生徒が集まり,合唱を披露します。普段,水戸芸術館で発表する機会のない生徒にも機会を提供し,水戸芸術館の魅力をはじめ,合唱のすばらしさを共有できることを目的としております。
 現在,各市立中学校の代表者が集まり,生徒による運営をめざし準備をしているところですので,詳細は決まり次第お伝えします。

  4 雇用・就労支援サイトの開設について

  本市における市内の企業のPRや,求職者と企業のマッチング機会の創出及び地域産業の活性化を図ることを目的とした,水戸市就労支援・企業情報発信サイト「わーく・さいと・みと」を,水戸市ホームページ内に,10月1日(水)から開設しました。
 事業者自身で,求人情報や企業が有する技術・製品・サービスなど,魅力ある企業情報や画像などを登録してアピールすることができ,登録料は無料となっておりますので,手軽にご利用いただけます。また,就職面接会や相談会のお知らせのほか,国や県の補助金をはじめ支援制度の情報,インターンシップ,企業見学といった情報も紹介しておりますので,求職者や事業者の方々をはじめ,学校関係者の方々にもご活用いただきたいと思っております。
 現在,建設業10社,製造業8社,卸売・小売業11社など合わせて62社,求人情報は20件を登録しており,本日(10月20日)までのサイトへの訪問者は3,616人です。今後は,より多くの事業者にサイトへの登録を呼びかけてまいりますので,就労希望者をはじめとした多くの方々に,様々な活用をしていただきたいと考えております。


 これからの季節には,市内で市民によるにぎわい創出のイベントが,千波湖や水戸芸術館広場を中心に行われるほか,産業祭や,内原ふれあいまつり,風土記の丘ふるさとまつりなどの既存のイベントも継続して実施してまいります。そうした取組につきましては,お配りした資料以外でも,前もってお知らせしてまいりますのでよろしくお願いします。
 今後においても,多くの市民の皆様によるイベント等が開催されますので,積極的にまちづくりに参加しやすい環境を作ってまいります。また,ボランティアやNPO等と連携し,市民のまちづくりへの参加意識を高めてまいりたいと考えております。
 以上,下半期の主な事業の概要についてご説明をさせていただきました。これから本格的な秋の行楽シーズンを迎えるにあたり,一人でも多くの方に水戸のまちを訪れていただき,水戸の魅力を再発見していただきたいと考えております。記者の皆さんにも,積極的な情報発信に努めてくださいますよう,ご協力をお願い申し上げます。

記者によるフリー質問

  • 記者:建設資材の高騰や人材不足などの理由により,他の自治体では工事の入札不調が起こっている。水戸市も新庁舎の整備や市民会館の建替え,新ごみ処理施設の建設など,大きなプロジェクトを抱えているが,今後どのようなスタンスで取り組んでいくのか伺いたい。
  • 市長: これらのビッグプロジェクトは,期限が定められた先送りのできないものでありますので,このような中でも進めていかなければならないという厳しさ・苦しさを感じています。
     この状況を乗り越えるため,情報収集を行い,今の適正価格を把握するということが重要であると思います。そういった中で,私たちが想定している額よりもかさ上げしていかなければならないということがあれば,国への要望や行財政改革,基金などを効果的に活用して財源確保を図るとともに,設計段階でも工夫が必要だと考えています。例えば,庁舎の設計については,市民の安全を守るための防災拠点となり,誰もが使いやすいようなものになっていることが大切であり,デザイン的な部分には,お金をかけないようにするなど工夫をしていきたいと思っております。
  • 記者:資材価格などの情報をきちんと把握できる自治体職員が全国でも数えるほどしかいない。水戸市でもこういった問題をきちんと把握できる技術職員を増やすなどしていくのか。
  • 市長:団塊の世代の人たちの退職期を迎えたころから,熟練した技術を持った人たちが減ってしまうという事態となり,現在,有能な技術を有した人材の確保に苦慮しているところであります。即戦力となる民間経験者の枠を広げて募集をしているところですが,なかなか集まりません。しかし,これだけの大型事業を抱えている中で,民間企業と技術的に渡り合える職員が必要となりますので,これまで以上の人材確保に努めるとともに,建設業界との研修や勉強会などを実施し,情報交換をしていこうと考えています。また,今いるベテラン職員がしっかりと人を育てるという人事管理を行うとともに,市の仕事に魅力を感じてもらえるような市役所づくりを進めていきたいと思います。
  • 記者:技術職員の人数を増やすということも考えているのか。 
  • 市長:全体の事業量を把握したうえで,人員を増やすということについても検討していきたいと思います。 
  • 記者:「わーく・さいと・みと」は他の自治体でも開設しているのか。 
  • 市長:全国には例がありますが,県内初の試みです。企業情報や雇用情報の多様化を図っていきたいという目的で開設しました。雇用問題について,市としても深くかかわり,地域活性化や定住人口の増加につなげるために,働く場所や働き手を確保していかなければなりませんので,雇用情報について責任を持って提供していかなければならないと思います。これから企業の方々との情報交換を密にして,雇用の場を拡充していきたいと思っております。
     
  • 記者:ケーズデンキスタジアム水戸の観客席増設工事の完成が,予定していた平成28年度よりも遅れるとのことであるが,いつごろになるのか。 
  • 市長:フィールド内の芝生の改修工事については既に発注済みであり,間もなく着工の予定です。また,平成27年度にはトラックを改修する計画となっています。その後,両ゴール裏の芝生席を立見席に改修し,J1の規格である1万5,000席にする予定でありました。しかし,当初予定していた席の面積に関する基準が、Jリーグの基準に合わないことが判明し,ライセンスを得るには,新たに用地を買収してスタンドを拡充する必要性が出てきてしまい,予定通りに完成させることができなくなりました。少しでも早く完成できるよう努力してまいります。
  • 記者: 用地買収を伴うとなると,事業費も膨らむと思うが。
  • 市長: かなりの額になると思います。当初5~6億円を想定していましたが,どのくらいまで増加するのかは,まだ,現時点で発表できる段階ではありません。
     
  • 記者:国が実施している指定廃棄物のアンケートがあったが,指定廃棄物は,どのように処理した方がいいと考えるか。 
  • 市長: このアンケートの結果は発表されるものではないということと,この記者会見で申し上げたことを市民の皆さんや関係自治体の方が間接的に聞くことで,私の真意が伝わらずに無責任な発言として捉えられてしまう懸念があるため,この席で私の見解を発言することは差し控えさせていただきたいと思います。このような重要な案件は,指定廃棄物処理促進市町村長会議の中で,きちんと申し上げるべきものだと思っています。

     
  • 記者:東海第二原発UPZ(半径30キロ圏の緊急防護措置区域)内の組織をめぐって関係自治体からの要望書を受けたが,今後の対応について伺いたい。
  • 市長:8月18日に4首長(常陸大宮市、高萩市、鉾田市、大子町)から「東海第二原発UPZ内市町村の統一組織設立要望書」が、私が座長を務めている県央地域首長懇話会あてに提出されました。要望においては,「防護措置体制や広域避難体制など,広域での対応や情報の共有について,UPZ内のすべての市町村を交えて議論を進めていくことが必要である。」との考えが示さています。県央地域首長懇話会としては,要望書を受け,構成自治体の各首長に意向を確認したところ,各自治体とも,安全協定の見直しに関するこれまでの取組を継承することを前提として,新たな組織を設立することに前向きでありました。現在,新たな組織の規約や活動方針等の基本的な考え方などを取りまとめたところであり,東海村長が座長となる原子力所在地域首長懇談会の意見や,4市町の意見なども伺いながら,UPZ内と小美玉市を含めた15市町村で構成する新組織を立ち上げていきたいと考えております。
  • 記者: 原子力所在地域首長懇談会は発展的解消となるのか。
  • 市長: それは座長である東海村長を中心に,構成団体全体で考えていくことになります。私の考えとしては,原子力所在地域首長懇談会は,原発関連の問題に一番密接に関わる団体として,他の組織とは別格のものであるので,(発展的とは言っても)解散するべきではなく,今後も市民の安心安全を守る団体として活動を続けていく必要があると思います。
  • 記者:原子力所在地域首長懇談会が別格というのは,隣接している地域よりも意見に重みがあるということか。
  • 市長:その通りです。東海第二原発から20キロ圏内にある原子力所在地域首長懇談会の構成団体は,20キロ圏外の地域よりも次元の違う判断や意見をしていかなければならないと思っています。そういう意味で,この懇談会を解散してしまっては,市民の安心安全に対する期待に応えられなくなってしまうと思います。
  • 記者:県央地域首長懇話会を新組織に作り替えるということではないのか。
  • 市長:県央地域首長懇話会は,もともと広域連携の勉強会のために立ち上げたもので,定住自立圏構想,広域的観光振興,地球温暖化対策などについて協議をしているものであります。原発事故が起こったことで,安全協定などについても協議することになりましたが,新組織を発足させた場合には,安全協定の見直しに関する取組は新組織に継承し,県央地域首長懇話会は本来の姿に戻すということです。
  • 記者:新組織と県央地域首長懇話会を差別化するということであれば,30キロ圏外の小美玉市を新組織から外すということはないのか。
  • 市長:これまで県央地域首長懇話会として,一緒に原子力安全対策について活動してきた仲間であり,30キロ圏内から外れているといっても遠く離れているわけではありませんので,これまでどおり,協力していきたいと思っています。
  • 記者:原電との調整の中で,新組織を設立するのであれば,安全協定の見直しに関するこれまでの取組を継承することができないということになった場合はどうするのか。 
  • 市長:継承できないということであるのならば,県央地域首長懇話会での取組を維持しながら,新組織では別の活動をしていけばいいと思っております。ただ,一つの問題に関わる組織が多くなってしまうと,まとまりがつかなくなってしまうので,効率化を図っていくには,県央地域首長懇話会の取組を新しい組織に継承していくことがいいと思っております。 
  • 記者:新組織の発足はいつごろになるのか。 
  • 市長:県央地域首長懇話会での取組が継承できるのであれば,年内には発足できるのではないかと思っております。8月に4首長から要望書をいただいておりますので,スピード感を持って進めていきたいと思います。
  • 記者:新組織の立ち上げについて,原電側との調整は進んでいるのか。
  • 市長:事務的には,地域安全課が調整を進めています。

     
  • 記者:農業委員会での公開されている会議において,傍聴者に資料が提供されず,要求しても拒否されたことがあるが,このようなことに関してどのように考えるか伺いたい。
  • 市長:資料の提供については,どのような理由があったのかは分かりませんが,あのような事件があった後ですので,市民・農業者の信頼回復に向け,最大限の努力をしていくべきだと思っております。

     
  • 記者:合併についての基本的なスタンスについて
  • 市長:しっかりとした財政基盤,行政運営の効率化,市民サービスの向上など,様々な政策の選択肢が広がるという観点から,合併を推進し,県央地域で核となるまちとするために,政令指定都市を誕生させたいという考え方を持っております。県央地域首長懇話会を構成する首長に,将来的に合併について協議ができるかどうかという打診をしたところ,前向きな回答をいただいた自治体もあります。
     合併は,ただ単に数合わせということではなく,将来どのような都市像を描くことができるのか,そして,それが市民にとって有効であるのかということが重要です。今後,合併に前向きな自治体と勉強会などを立ち上げて,しっかりと話し合っていきたいと思っております。

     
  • 記者:城里町に誕生した県内最年少の首長についての感想を伺いたい。
  • 市長:選挙という民主主義の手法を通して誕生した首長でありますから,歓迎をしたいと思います。町民の大きな期待が新町長に寄せられているのだと思います。隣接している地域でありますので,お互い情報交換や切磋琢磨をしながら,両市町が発展していけるような友好関係を築き上げていきたいと思っております。

     
  • 記者:フルマラソンについて伺いたい。
  • 市長:様々な経済団体や市民から,水戸でフルマラソンを開催してほしいという声があがっていました。私の考えるまちづくりのあり方として,文化の成熟したまちを目指していきたいという思いがあります。フルマラソンは,まちの活性化や文化の醸成などにおいて,有効な手段だと考えています。各種団体からも協力するという意見をいただいておりますので,様々な仕掛けを考えながら,平成28年内の開催に向けて,努力していきたいと思っております。

     
  • 記者:増田リポート(日本創成会議座長増田寛也)では,2040年までに50パーセントの市町村で,20~39歳の女性が半減するという報告があった。この人口減少について,どのように対処していくべきと考えているか伺いたい。
  • 市長:すでに掲げている政策を実行していくことだと思います。水戸市第6次総合計画の中でも示しているとおり,水戸市が力を入れている子育てや教育などに特徴のある施策を打ち出しているので,それが評価されることで,住んでみたいと思ってもらえる魅力あるまちづくりを目指していきたいと思っています。都市力・まちの魅力を高めることで,選ばれるまちにしていくことができれば,この問題を解決できると思っています。

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