市長記者会見要旨(平成28年11月)

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最終更新日:2016年12月6日 ページID:017172

記者会見での市政記者クラブとの発言内容を要約したものです。(みとの魅力発信課作成)
日時:平成28年11月28日(月)、午後1時30分~2時45分

市長あいさつ

お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
本日、議会の招集告示を行いました。12月議会において、しっかりと対応ができるよう、あわせて市民の皆様への説明責任が果たせるよう準備していきたいと思います。
また現在、平成29年度の予算編成について、全庁挙げて取り組んでいます。市民の皆様の安心・安全やまちの活性化に資する政策を盛り込んで、平成29年度に良いスタートが切れるよう予算の積上げを行っています。依然として厳しい行財政状況の中にありますので、歳出抑制を行いながらも、歳入の増大を図るということが重要だと思っています。地域経済を活性化して税収を上げるというのが基本ではありますが、各種税金の収納率の向上や国や県の補助金の獲得など積極的に行っていきたいと思います。

本日は、平成28年第4回水戸市議会定例会に提案する案件を発表させていただきます。
初日に提出する案件につきましては、議案が24件、報告が9件の合計33件であります。
このうち主なものでございますが、まず、条例につきましては、農業委員会委員候補者の選考を行う附属機関や、来年4月に開設する「子ども発達支援センター」に関するものなどを提案してまいります。
その他としましては、水戸市土地開発公社の解散、見川小・中学校の屋内運動場や東町運動公園新体育館の工事契約案件などを提案してまいります。
補正予算につきましては、水戸城大手門復元について、平成31年の茨城国体前の完成を目指し工事費を計上するほか、国の地方創生推進交付金を活用した民間まちづくり会社に対する補助や、子育て支援として病後児保育事業所の施設整備に対する補助などについて補正措置を講じてまいります。
また、追加提出する案件につきましては、初日に平成28年度の給与改定に伴うものとして、条例1件、補正予算8件を予定しております。
最終日には、人権擁護委員に係る人事案件2件の提出を予定しております。      

幹事社による代表質問

(幹事社:茨城放送、読売新聞社、日本テレビ、東京新聞  )

  • 記者:日本原子力発電東海第二原発の過酷事故に備えた避難計画案について、今月2日の記者会見で、橋本知事は「一部が群馬県に避難する水戸市は、今月中に協議が開始できるよう調整を図っている。これにより県外避難を予定するすべての市町が避難先の市町村と具体的協議を進めることになる」と述べたが、水戸市の広域避難計画の進捗状況について伺いたい。    
  • 市長:本市においては、市民の皆様の安心・安全の確保に向け、広域避難に関する基本的な事項についてとりまとめ、本年7月に水戸市原子力災害広域避難計画骨子を公表したところです。
    また、8月4日には、人口27万人のうち約10万人が避難する県内の9自治体と、水戸市民の受入れや、その際の避難所の開設・運営に御協力いただくことなど、広域避難に関する基本的な事項について定めた「原子力災害における水戸市民の県内広域避難に関する協定」を締結させていただきました。
    県外避難先については、国や県と連携しながら、本市の広域避難先として示されている栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県の4県と順次、事務レベルにおいて協議を進めており、11月22日には、群馬県の避難先市町村と全体協議を行いました。
    協議においては、広域避難に関する本市の考え方や市町村単位の避難者の割振り案などを説明しました。今後、水戸市のどの小学校区がどの自治体に、さらには、どこの避難所に避難するかなど、より具体的な事項について県外の各自治体と調整していきたいと考えています。
    スケジュールについては、現時点では、県外避難先市町村に、本市の広域避難計画骨子に基づく基本的な考え方を説明させていただいた段階であり、個別協議のスタートを切ったばかりであることから、策定時期を明確にお示しすることは難しいですが、茨城県は、全体の方針として、年度内の策定を目途にしているとのことであり、本市としても、各自治体との調整を丁寧に行いながらも、市民の安全確保に向け、スピード感を持って策定を進めていきたいと思います。
    あわせて、広域避難計画骨子において、今後の課題として位置付けた、避難退域時検査(スクリーニング)や安定ヨウ素剤配布の手順や場所、複合災害への備えなどについても、国や県の動向を踏まえながら、検証、検討を重ね、計画に位置付けていきます。これらの課題や県外避難先との調整など、多くの課題を一つ一つ精査し、実効性のある広域避難計画にしたいと思います。 
  • 記者:広域避難計画の策定について、県知事は年度内策定を目指すとしているが、市長は進捗状況が遅れているとの認識か。  
  • 市長:策定の進捗状況については、遅いという認識は持っています。避難先自治体との調整など解決すべき課題はたくさんありますが、できるだけ早く策定したいという思いですので、スピード感を持って進めたいと思います。いずれにしても、避難先自治体については、受け入れていただけることに大変感謝しております。
  • 記者:先月、初開催された水戸黄門漫遊マラソンの総括について、見えてきた課題や反省、今後の開催への意欲などについて、市長の考えを伺いたい。    
  • 市長:市内を走る初めてのフルマラソン「第1回水戸黄門漫遊マラソン」は、市民の皆様が一丸となって御協力いただいた結果、大成功で終えることができました。
    当日、私はスターターとして南町2丁目からスタートしていく様子を見ていましたが、1万人のランナーが走る光景は圧巻であり、大いなる賑わいをみせていたと思います。
    初開催のため、様々な課題はありましたが、参加したランナーの方からは「途切れない応援がすばらしかった」、沿道から応援者された皆様からは「マラソン応援が楽しかった。盛り上がった」など多数の御意見をいただき、概ね好評であったと思います。
    また、市民の間で、ボランティアという形で積極的に関わって街を盛り上げようという機運が高まった結果、「運営に関われて楽しかった」という多数の声をいただいています。
    大会を終えての感想としては、行政、地域コミュニティ、地元企業が一体となり、市民力や地域力を肌で感じることができた大会であったと思います。
    あらためて、本大会を支えてくださったすべての皆様、御参加いただいたすべての皆様に感謝申し上げます。
    一方、大会を運営してみて、まだまだレベルアップしなければならない点があったと感じています。例えば、
    ・ゴール地点でのステージイベントや前夜祭など、大会を盛り上げるための工夫
    ・中心市街地へ経済効果をもたらすための仕掛けづくり
    ・大会の視覚的な演出や見せ方
    などです。
    また、大会終了後、応援や仮装で盛り上げてくれた方に感謝の気持ちを表すため、急遽、「第1回水戸黄門漫遊マラソン・グッドエール&ナイスコスプレコンテスト」を開催することにしましたが、このような大会終了後の盛り上げについても、当初から考えるべきだったと思います。
    これらに加えて、ランナーやボランティアの方々からも多数の御意見などをいただいています。例えば、
    ・スタート地点を含め、全体的にトイレの数が足りなかった
    ・給水(スポーツドリンク)、給食が不足してしまった
    ・案内表示板等が十分でなく、ランナーの誘導がスムーズにできなかった
    ・キロ表示の立ち位置が、一部正しいキロポイント地点ではなかった
    ・走った後、帰りに飲める場所(飲食店)が少なかった  
    などが挙げられます。参加ランナーの皆様には、御不便をお掛けしたことを、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
    これらの課題等については、すべて解決できるものと考えておりますので、早急に検証を行い、改善策を講じ、今後の大会運営に反映してまいりたいと思います。
    今後については、ランナーやボランティアの方々から寄せられた貴重な御意見を参考にし、2回目、3回目とより良い大会になるよう改善しながら、大会を継続していきたいと思います。
    水戸ならではの個性と魅力を国内外へ広く伝える大会として、さらには、市民とともにつくるおもてなしの大会として、市民と今まで以上に手を携えながら、全国から集まるランナーをお迎えし、皆様に親しまれる市民マラソン大会へと発展させていきたいと思います。

記者によるフリー質問

  • 記者:新ごみ処理施設用地造成工事の契約変更について、約10億円の増額となったが市長の見解を伺いたい。今回の増額は、当初見込んでいた造成事業費予算の範囲内に収まるが、今後も、増額等の契約変更は出てくるのか。  
  • 市長:最初から、不法投棄の廃棄物や地盤改良の必要性などに気が付いて、予算に計上することができれば良かったと思います。その部分での不十分さはあったと思います。
    ただ職員をかばうわけではないですが、担当者と話をした中で、現場は草木が生い茂っており、すべてを把握するのは難しい状況だったと思いました。
    今後については、現地の状況がほぼ明らかになっておりますので、確約はできませんが、大きな変更は出ないのではないかと思います。見込んでいた予算内に収まるから良いということではないので、変更した理由、内容などについて、今議会において、議会及び市民の皆様にきちんと説明していきたいと思います。 
  • 記者:酒門町にある第二最終処分場について、11月で埋立完了になるとのことだが、焼却灰の処分先との協議の進捗状況を伺いたい。  
  • 市長:第二最終処分場の埋立完了に伴う焼却灰の処分については、県内外の複数の事業者と搬出の具体的な協議を進めており、このうち先行して2か所の民間最終処分場への搬出を今月から本格的に開始したところです。契約は基本的に単年度ごとになるので、平成29年度は改めて契約しなければなりません。
    本市としては、複数の処分先を確保することで、確実で安定的な処分を行う方針ですので、市民の皆様には御安心いただきたいと思います。 
  • 記者:2か所の搬出先は、県内か県外か。 
  • 市長:搬出先がある自治体にとっては、ごみを持ち込まれているというイメージが先行してしまう恐れがあるので、詳細について差し控えさせていただきます。    
  • 記者:第二最終処分場は既に満杯になっているのか。 
  • 市長:11月24日に埋立完了となる予定だったが、埋立てる量を調整しているので、まだ若干の余裕があります。 
  • 担当者:新市民会館と京成百貨店をデッキで接続する計画について、先日の特別委員会で断念するとの話があったが、その詳しい経緯を伺いたい。また、デッキは集客につながるとの見解があったが、その代替案はあるのか。 
  • 市長:デッキでつなぐことにより、京成百貨店や新市民会館等の集客性、回遊性について、相乗効果が出るのではないかと思い検討させていただきました。しかしながら、多額の工事費用がかかることや工事の難しさから断念することになりました。
    デッキに替わる方法については、地下通路の延伸など、まちの活性化につながるような方策を近隣の商店街や専門家に御意見をいただきながら検討していきたいと思います。 
  • 記者:水戸徳川家の「葵の御紋」によく似た紋様を市内イベント会社が商標登録していることについて、市長の見解を伺いたい。伊達市が、商工会議所や伊達家と協議して統一した商標を作り登録したという対応も考えられるがいかがか。 
  • 市長:「葵の御紋」は、本市のお祭りや水戸黄門漫遊マラソンの完走メダルに使用するなど活用させていただいており、公共性の高いものであると認識しております。従って、今回の商標登録によって土産品の開発に影響が出るなど、市内の経済活動に不利益があってはならないと考えます。しかしながら、現段階では、「葵の御紋」の使用制限や、営利目的による使用など詳細な情報が入っておりません。特許庁の動向を注視していくとともに、情報収集に努め、観光振興やまちづくりに実害があるのかどうか見極め、取るべき対策について検討したいと思います。
    統一した商標の作成については、逆に足かせになってしまうのではないか、今までどおりに使用できる方法が良いのではないかと個人的には思いました。しかしながら、御提案いただいた伊達市の例については、詳しく研究したいと思います。
  • 記者:ある貸金業者が、山口県萩市出身の吉田松陰など著名人を商標登録したところ、土産品にその名を使用できなくなったため、萩市が異議申し立てを行い登録を取り消されたいう事例がある。この事例のように、解決しようと思えば解決できる問題だとも思えるが、見解を伺いたい。また、発言にあった取るべき対策の中に、特許庁への異議申立ては含まれるのか。
  • 市長:現時点では、詳細な情報がないため、まずは情報収集に努め、特許庁への異議申し立て等も含め、行政として取るべき対策ついて慎重に判断したいと思います。 
  • 記者:11月上旬に行われた世界オセロ選手権について、多くの外国人選手が来水したが、どの程度まちのにぎわいにつながったか市長の見解を伺いたい。また、来年度以降オセロに関連したイベントは開催していくのか。 
  • 市長:世界各国から選手が来水したので、開催した意義はあったと思います。ただし、今回の世界選手権は、何千、何万人を集める大会ではないため、経済効果という点では限定的であったと思います。その点について、私たちは、織込みで誘致しました。というのは、世界選手権を突破口として、オセロ発祥のまち水戸のイメージを強く発信し、オセロを通したまちづくりイベントを仕掛けることによって、まちの賑わいにつなげたいと考えているからです。
    10年前に水戸市で開催した第30回世界オセロ選手権後、10年間オセロによるまちづくりをほとんどやってこなかったいう反省があります。そのため、これからが勝負だと思っています。来年度以降、具体的な内容は決定していませんが、オセロ発祥のまち水戸のイメージを定着させ、まちのにぎわいにつながるイベントを開催していきたいと思います。 
  • 記者:弘道館や偕楽園などが日本遺産として認定されたが、その後の盛り上りに欠けているように感じる。関連した事業などは行っているのか。
  • 市長:来年2月4日に「日本遺産講演会 江戸の学びを体験しよう」というイベントを開催する予定です。内容としては、講演を行うだけではなく、来場者や子どもたちに、当時弘道館で教えていた論語や和算を実際に学んでもらう体験型のイベントを行いたいと考えております。
    水戸市としては、日本遺産となったことをPRし、観光客を増やしてはいるのですが、御指摘は真摯に受け止め、歴史を生かしたまちづくり、経済の活性化のため、さらなる活用方法を検討したいと思います。
  • 記者:歩いて感じることができる歴史が水戸市にはあると思うので、ガイドブックを作成するなど、もっとPRした方が良いと思うが見解を伺いたい。
    市長: 三の丸地区では、水戸城大手門の復元など歴史景観整備を進めており、その他の地区の歴史的な資産と結びつけて、観光客に歩いて巡ってもらえるような仕掛けをしたいと思っております。
  • 記者:広域避難計画について、11月22日に群馬県の避難先市町村と協議を行ったとのことだが、これにより県外避難先市町村との協議がスタートしたということになるのか。また、 県外避難先市町村の数など詳細について伺いたい。
  • 担当者:県外避難先との協議については、6月13日から開始し、国や県と連携し、栃木県、千葉県、埼玉県の避難先候補となる市町村と順次事務レベルでの協議を進めており、最後に11月22日に群馬県の避難先候補となる市町村と全体協議を行いました。避難先市町村については、現段階ではあくまで候補であるため、全体で約50市町村と調整しているということで、詳細については、国・県の方針に基づき、差し控えさせていただきたいと思います。

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