市長記者会見要旨(平成25年6月)

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最終更新日:2013年6月13日 ページID:012517

記者会見での発言内容を要約したものです。(みとの魅力発信課作成)
案件:平成25年第2回市議会定例会案件について
日時:平成25年6月3日(月曜日)、午後1時30分~午後2時30分

市長あいさつ

 お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。平成23年5月29日に市長に就任し、先日、任期の折り返しを迎えました。これから残された2年の任期を今まで以上に緊張感を持って、市民の安心安全、そして豊かな暮らしの実現のために精一杯まい進してまいりたいと思っております。

 本日は、平成25年第2回水戸市議会定例会に提案する案件を、発表させていただきます。提出案件は、議案案件13件、報告33件の合計46件であります。 

 まず、条例につきましては、市営住宅に新たに指定管理者制度を導入するため、水戸市営住宅及び特定市営住宅条例の一部改正を行うなど、2件の提案を行ってまいります。 

 また、児童遊園の指定管理者の指定、市道路線の認定及び廃止、見和市民センター移転改築工事など3件の請負契約、都市計画道路などの2件の土地の取得についての議案を提出してまいります。 

 補正予算につきましては、全国瞬時警報システムの自動起動装置等の整備や自転車道整備計画の策定経費を補正するほか、特定被災地方公共団体を対象とする、地方公共団体金融機構の高い利率の借入金の借換えのための補正措置を講じることとしております。 

幹事社による代表質問

(幹事社:常陽新聞新社、NHK水戸放送局、毎日新聞社、時事通信社) 

  • 記者:市長となって一期目の折り返し時期を迎え、上半期を振り返りどのように感じているか伺いたい。
  • 市長:日本を揺るがす未曽有の被害をもたらした、東日本大震災の対応真っただ中での市長就任でございましたから、大震災からの水戸のまちの復興と、将来にわたって市民が安心して暮らせる、未来に躍動する水戸のまちづくりという大きな使命を持って、市民の安心・安全な生活に向けて一生懸命取組んできたという思いがあります。
     この震災からの復旧・復興については、生活インフラが被害を受けておりましたので、真っ先に取り組んでいかなければならないという思いがありました。特に学校施設や福祉施設等、市民の身近な生活を支える公共施設については、優先的に復旧させていこうということで、重点的に予算措置を講じました。さらに道路や上下水道の復旧なども生活に直結したものでありますので、計画的に、迅速に、適切に、そして円滑にインフラ整備を進めさせていただきました。また、次なる震災にも備えるため、平成26年度までに、すべての学校の耐震化を終了するという計画も立てさせていただきました。これらはもちろんすべてスムーズに行ったわけでも、市民の方々に100%満足していただけているとは思いませんが、自分が陣頭指揮を執って、市役所職員が一丸となり、市民の皆様にも大変なご協力をいただきながら、この復旧復興を何とか進められたのではないかという自負心は抱いております。まだまだ残された課題がありますので、しっかり精査をして進めていきたいと思っております。
     避難所での様々な反省点を踏まえ、各学校や市民センターなどに備蓄品を分散させたり、電気や水のバックアップ体制を整えるため、発電機の配備や協力井戸の制度を設けて、生活用水の確保を図りました。また、移動式の無線機をそれぞれの施設に配置したほか、ラジオ局などと協定を結び、情報連絡体制の強化も図ったところであります。ほかにも携帯電話のエリアメール、ツイッター、ブログなど、様々な情報通信技術を活用して、市民に情報を伝えるという体制も整えました。避難所での反省点を踏まえて、ハード・ソフトともに整備をしてまいりましたので、十分でない部分についても、これから精査しながら、次なる震災にしっかり備えていきたいと思っております。
     臨時体制を迅速に整えることができたということについても自負しているところであります。16か所に分散していた窓口などを、おおむね2か所に集約し、市民サービスの利便性を確保できたということは、私の実績としてアピールできると思っております。
     そのような中で、水戸市の震災後の最重要課題の一つでありました、市役所本庁舎等の整備については、少しのんびりしてしまったという反省すべきところがありました。しかしながら、市民の声や議会からの要望などを認識し、早期に現在地建替えという決断をすることができました。今後、庁舎整備基本計画をまとめ上げ,一日も早い完成を目指していきます。
     ただ想定をしていなかったことが二つありました。一つはテレビドラマ「水戸黄門」の番組終了です。震災後、観光復興を図っていこうというときに、この話は正に寝耳に水でありました。市民の方々に署名活動等のご協力をいただいて、直接、TBSに番組継続の要望を行いましたが、残念ながら実を結ぶことができませんでした。
     今後、水戸黄門のふるさと・水戸をどういうふうにアピールしていけばいいのか、みんなで知恵を出していかなければならないと思います。
     一方でテレビ局に任せっきりで、水戸市として努力してこなかった。他力本願ではまちづくりはできないという反省に立ち返ることができました。今後、二度とこのような他力本願によるまちづくりで失敗することのないようにという思いから、水戸の名を背負って全国を漫遊している水戸ホーリーホックへの出資を決めさせていただきました。これまでも支援は行ってきたところではありますが、もっと公共が関与して、まちづくりに資する大切な資源を大きく成長させていきたいと考えております。
     もう一つは、吉田秀和水戸芸術館長のご逝去であります。吉田先生には、これから益々水戸市から世界へ芸術文化を発信していただきたいと思っておりました。また、水戸芸術館以外にもまちづくりの話などをさせていただた矢先であったので、ご逝去という知らせに接し、大変ショックを受けました。
     今後、水戸芸術館の運営について、どのようにしていけばよいかという迷いもありましたが、吉田先生が育ててくださった人的ネットワークをしっかり維持していくことが、吉田先生のご恩に報いることとなり、そして水戸芸術館の発展につながることになるのではないかと思っております。
     その人的ネットワークから、この度、小澤征爾先生に館長に就任していただくことができました。これから、吉田先生が残してくださった様々なソフトを、小澤館長のもとで、もっともっと育てていただき、新しい取組にも期待しております。小澤先生が水戸芸術館を、子どもたちを中心とした人材育成の場にもしていきたいとおっしゃっておりますので、先日開校した子どもミュージカルスクールをはじめとして、音楽や演劇、美術のそれぞれの分野において、子どもたちを育てる芸術教育の関連事業を積極的に行っていきたいと思っております。小澤館長の陣頭指揮のもとに、行政がしっかりバックアップしていきたいと思っております。
     ドラマ「水戸黄門」の番組終了や吉田秀和先生のご逝去という、まったく想定していなかった事態を踏まえ、しっかりと復活を遂げていくために、私は残り2年間の任期を全力で、震災からの復興、教育や福祉など、公約の実現に取り組んでいかなければならないと思っております。
     これまで、私の給与20パーセントのカットはすぐに実施し、職員定数の削減についても、現時点で51名削減することができました。中学生までの医療費無料化については、今年10月には実施できる予定であります。ほかに私の目玉公約でありました広報戦略の充実については、みとの魅力発信課を設置し、戦略的にPRを行っているところであります。これからも、ほかの市町村に先駆けた水戸市のPR、イメージアップにつなげるような広報戦略を行っていきたいと思っています。
     教育の面においては、学力向上のさきがけプランをつくり、今年もエキスパート養成事業として実施します。多くの小中学生に参加していただきたいと思います。
     それから水対策についてですが、市内には冠水場所が162か所あります。このままではとても魅力のあるまち、住みやすいまちとは言えないので、思い切って予算化して事業に着手し、生活の利便性を高めていきたいと思っております。
     私が選挙で公約に掲げたものの中には未達成な部分もあり、市長になってから気づいた問題課題もありますから、引き続き精査して、残す2年間、今まで以上に緊張感を持って、市民の安心と安全、水戸市の活性化、人々の豊かな暮らしの実現に向けて、しっかりリーダーシップを発揮していきたいと思っております。
  • 記者:水戸市民会館の建設に向けてのタイムスケジュールや作業プロセスを伺いたい。
  • 市長:水戸市第6次総合計画を策定しているところですが、定住人口が増えないという予測が出ています。そのような中で、交流人口を増やしていくためのソフト・ハード両面からの受け皿づくりをしていかなければなりません。観光振興により観光客の誘客を図っていくということは言うまでもありませんが、そのような中で、市民会館がコンベンションの機能としての役割を担う重要な施設であると思っております。
     3月議会において、災害時の安全性及び機能性、経済性及び耐久性、市民会館の整備によるまちの活性化等を総合的に検討した結果、移転建替えの考えを表明させていただきました。早期再開を望む市民の声に応えるためにも、早期に方針を決定していきたいと思っております。
     建替え場所の立地判断について、新たな市民会館の機能や規模の検討を進めるとともに、立地候補地周辺のまちづくりの方向性、敷地面積の規模、アクセス性など、まちの活性化に寄与する立地候補地の検討を進め、議会とも協議しながら、整備方針の早期決定を目指して努力していきたいと思っております。
     そのため、庁内での組織的な検討を進めているところであり、今後第6次総合計画の策定を進めていく中で整理していきたいと考えております。
     また、水戸観光協会の中にコンベンションを担う係を作りましたので、今ある様々なハードをすべて洗い出し、そして県内外にPRすることで、水戸市で多くの会議や大会を開いていただくための努力をしていきたいと考えております。
  • 記者: 震災以来2年が経過し、節電等の理由で止まっている水戸芸術館の噴水の復活時期について伺いたい。
  • 市長:噴水については、東日本大震災後、節電の一環として、ポンプの運転に係る電力を削減するため、休止していたという状況でございます。夏になると親子連れのほほえましい水遊び場として、市民から広く愛されており、震災が落ち着いてきた今年から復活させ、市民の癒しの場を提供していきたいと考えております。
     復活に当たっては、事務室等の電灯をLED化するなど、館内の省電力化を進めており、消費電力量を計画的に抑制できるめどが立ちましたので、噴水の復活時期については、ポンプを連続運転するための機器点検及び整備を行った後、梅雨明けを待って実施いたします。噴水の時間については、従来は開館日の11時から21時30分まででしたが、時間短縮による節電効果を含め、閉館時間である18時までとさせていただきます。

記者によるフリー質問

  • 記者:補正予算の中で一般会計(補正1号)と同(補正2号)があるが、6月議会に諮る補正額は、両方を合算する数字となるのか。
  • 課長:第1号については、専決処分報告、第2号については議案として補正予算として提出します。 
  • 記者:補正予算にある自転車道路の整備について、整備する場所や完成時期などは決まっているのか
  • 部長:市内のどこに、どのように自転車道路を整備すると効果的かということを把握するための調査であり、具体的にどこかを整備するための予算ではありません。 
  • 市長:まちなかを中心として公共交通等の見直しを図る中で、通勤通学を含めた日常生活において自転車を利用していくことが、エコなまちにつながるので、これから力を入れていこうという思いがあります。国から補助金を出してもらえることになりましたので、補正予算を組ませていただきました。 
  • 記者:成人の風しん予防接種の助成期間について伺いたい。
  • 市長:6月3日から受付けを開始し、平成26年3月31日までとなります。今年の4月1日まで遡って助成します。対象者の方で、すでに接種を実施した方には補助金を支払ってまいります。 
  • 記者:原発事故が起きた場合、市民をどのように避難させたらよいと考えているか。
  • 市長:事故の程度によっては、屋内退避でも十分という見解もありますが、実際に避難となった場合、どういう方法でどこに避難していただくのか、そして、どこが受け入れてくれるのかということは、国・県の指針を見ていかないと判断することができませんので、早期に定めていただきたいと思っております。
     今、私たちにできることは、事故の状況を瞬時に判断して、市民に広報することです。FM放送を活用した緊急割込み装置を設置しますので、市民の皆さんにご活用いただき、情報を入手していただきたいと思います。あわせて他の広報手段についても考えていかなければならないと思っております。
  • 記者:市民会館東側臨時庁舎の老朽化が見られるが、補修などは考えているか。
  • 市長:今のところ、建替えをするまでの状態ではありませんが、修理・修繕が必要な部分については、しっかりと対応していきたいと考えております。 
  • 記者:参議院議員選挙の行方について
  • 市長:現在のところ、安倍内閣は高い支持率を得ていますが、政治の世界は一寸先は闇でありますので、何とも判断しようがありません。 
  • 記者:参議院選挙の争点について
  • 市長:震災から2年以上が経過し、東京から西側にいる国会議員の方は、忘れてしまっているのではないかという心配があります。私たちは今、何とか落ち着きを取り戻していますが、北茨城市では、高台への集団移転計画がやっと動き出すなど、今から復興事業が始まるところがたくさんあります。早期の復興をなし得てこそ、日本の再生があるのではないかと思っており、被災地の首長として、憲法論議よりも震災復興を争点としていただきたいと考えております。
  • 記者:参議院不要論を唱える声を耳にするが、参議院は必要か。
  • 市長:衆議院に対するチェック機能という点から見ても、今は必要であると考えています。ただ質の問題があると思います。参議院の選挙では、人気のある有名人を候補者として選ぶことがあります。票取りだけの候補者を選ぶのではなく、即戦力としてしっかり世界と渡り合って政治活動ができる人を、それぞれの政党が候補者として選んでほしいと思います。そのことによって参議院の不要論が無くなってくると思います。 

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